3年生は理科の授業で「じしゃくのひみつ」に入りました。
最初に「へびゴマ」と呼ばれるこまのおもちゃを使って、遊びました。
へびゴマというのは、コマの中心が磁化された軸が入っていて、そこへ鉄製の「へび」に見立てた棒状の物を入れると、行ったり来たりして、まるでへびが動いているような状態になる仕組みのものです。
授業では、鉄製のへびの代わりに、まず鉄製の針金を渡しました。
へびゴマの基本的な動きを確認してもらい、また、動きの楽しさも味わってもらいました。
続いて以下の物を順番に渡し、へびゴマとしての動きをするのかどうか予想して確かめていきました。
①銅 ②アルミ ③真鍮 ④ステンレス
子供たちは最初、同じ金属だし、キラキラしてそうだからへびゴマのように動くだろうと考えていました。ところが、やれどもやれども動きません。
そのうち、「鉄以外は動かないんじゃないかなぁ?」という声が上がりはじめました。
結局①~④は全て動きませんでした。
2学期に行った電気の学習では、金属は電気を流すこととのズレが生じました。
さらに子供たちに、鉄製の針金がビニルで覆われているものはへびゴマのように動くのかどうか考えてもらいました。
子供たちの考えは分かれました。電気の学習では、ちょっとでもセロテープやビニル等、電気を通さない物が回路にはさまっていると電気が流れないので、同じ鉄でも何かに被われていると動かないのではないかと考えたのかもしれません。
やってみると、へびゴマの動きをします。
子供たちはビニルで被われた針金をいろいろな形にして動きを楽しんでいました。