3年生の子供たちは、生活科等でたねについては知っていました。
ひまわりの種やアサガオの種等です。
学校の周りには、年間を通していろいろな種が見られます。
3年生理科の最初の単元「しぜんのかんさつ」では、いろいろなものを比較して見たり、環境と照らし合わせて考えたりしていきます。
子供たちにはもみじや青桐、菩提樹、アルソミトラの種を見せました。
もみじや青桐、菩提樹の種はくるくる回って落ちてきます。
この動きに、子供たちは興味津々でした。
アルソミトラの種は、グライダーのようにスーッと飛んでいきます。
これにも驚きでした。(もみじや青桐は放生津小学校にあります。)
ひまわりや朝顔のように飛ばない種もあれば、くるくる回ったり飛んだりする種もある。
同じ「種」の仲間でありながら多様であることについて考えていきました。
子供たちからは
「より遠くへ種を飛ばさなくちゃいけないんじゃない?」
「そうそう。そうやって子孫を増やしていくためにくるくる回ったり飛ぶことが必要だったんだよ。」
なんて声が聞かれました。
実物を観察したり、動きを見たりした後、模型を作っていきました。
授業の後、休み時間になったら自遊園でもみじの種を探す子供たちがいました。
これまで何気なく見てきた「種」の見え方が少し変わったかもしれません。