4年生は理科の時間に水を温めていくと100℃近くから出続ける「泡」の正体を探ってきています。
前回の実験では、泡を集めてビニル袋に入れたらどうなるのかを調べました。
「もし空気なら、袋がふくらみ、火を止めて泡が出なくなった後も膨らんでいるだろう」
「もし水蒸気なら、袋の中に水がたまるだろう」
といった見通しをもって、観察しました。
沸騰して出続ける泡をろうとで集めると・・・
袋は今にも破裂しそうなくらい勢いよく膨らみました。
また、袋の中は一気にくもっていきました。
火を止め、しばらくすると泡が出なくなりました。
袋は、これもまた一気にしぼんでいきました。
袋の中のくもりがなくなり、かわりにベチャッと水滴が付きました。
泡の正体は水が水蒸気になったものであることが分かりました。
次の時間に、さらに水蒸気が水に戻る瞬間と「あわ」が空気の場合と水蒸気の場合の違いを観察しました。
出てきた泡が冷やされると大きかった泡が消えて、後には小さな泡が少し残り試験管の上方へと上がっていきました。
ところが、どれだけこれを繰り返しても試験管の上に大きな変化が見られません。
空気の場合は空気が入っていくと試験管の上からどんどん空気がたまっていき、水が下へ下へと押し出されていきます。
水蒸気と空気の違いを実感できた1時間となったのではないでしょうか。