温度差発電

6年生の理科「電気の利用」では、手回し発電機以外の発電について学びました。
「手回し」の代わりにモーターを回す方法として風力や火力、水力などがあります。
モーターを回す方法以外の方法を子供たちに紹介しました。
用いた素材はパソコンのCPUを冷却するときに用いられていることがあるペルチェ素子です。
電流を流すと、片面が熱くなり、もう片面は冷たくなります。
子供たちにはまずこの現象を体験してもらいました。
実際に片面が熱くなり、もう片面が冷たくなることを体感すると驚いていました。
そして、子供たちには
「このペルチェ素子を、モーターで発電したときと同じように考えて、片面を熱くして、もう片面を冷たくすると電気が流れるのではないだろうか?」
と問いかけました。
実際にやってみることにしました。
片面は熱湯で熱くし、片面は氷で冷やしました。
ペルチェ素子につないだICオルゴールから音が聞こえると、子供たちは一様に驚いていました。

子供たちの感想です。
・温度差で発電できることに驚きました。また、温度の差が開くことと比例して音がはっきり聞こえました。
・お湯と氷で挟むと音が出ることにびっくりしました。
・ペルチェ素子は、発電機みたいに電気を作れることが分かりました。
・発電のとき、オルゴールは氷が多いほど強く鳴りました。
・氷が溶けていくにつれてオルゴールの音楽が弱くなるのがおもしろかったです。
・こんな簡単なことで電気が流れるとは!他にもどんなことで発電できるのか知りたいです。
・モーターと同じように電気を作ることができるのだと思いました。 DSCN8183 DSCN8187 DSCN8201 DSCN8203