6年生は理科「人や動物の体」において、臓器や消化、呼吸、血液について学んでいます。
消化のところでは、ご飯を口の中に15分入れた様子を実況中継し、ノートに記述していきました。
2分経過する頃から、甘さを感じ出す子供が出始め、5分ぐらいで全員が甘さを感じました。
最後には、多くの子供たちのご飯が汁のようになったり、ドローッと液体のようになったりしていました。
水溶き片栗粉にお湯を入れた「でんぷんのり」にヨウ素液を入れると青紫色になりました。
そこへ唾液の代わりに消化酵素である「ジアスターゼ」を入れると、みるみるうちに固まっていたでんぷんのりがシャワシャワの液体状態になりました。
と同時に、青紫色だったのが無色透明になっていきました。
子供たちはこの色の変化と手応えの変化に驚き、改めて、でんぷんが唾液によって麦芽糖へと変わっていくことを実感していました。
呼吸のところでは食道から気管へと分岐するところに「弁」があることを学びました。
また、「弁」は心臓や静脈にもあることも学びました。
この「弁」の仕組みについて、浮き輪などを膨らませるポンプの先の仕組みを2人ペアで考えていきました。
ポンプの先の一方へ鉛筆を差し込むと通すのですが、逆から差し込むと通しません。
この不思議な仕組みを実際にやってみながら考えていきました。
しばらくすると、至る所から「分かった、分かった!」といった声が聞かれてました。
子供たちは、弁の仕組みについて身近な道具から学んでいきました。
最後に、静脈弁についての説明を行い、自分の手や指と塩ビ管を使って静脈弁の働きを体感してもらいました。
すごく単純な装置ですが、塩ビ管の先に手や指を当てて上下するだけで水が飛び出してくる現象に子供たちは驚き、何度も試していました。