空気の温まり方を体感!熱気球飛ばし

4年生は理科「もののあたたまりかた」で空気の温まり方について学びました。
空気も水と同じように熱源で温まった空気が上へと行き、その後上で冷やされると下に降りてきて、また熱源で温まって上へ行くことを繰り返すことをビーカーに閉じこめた線香の煙を観察して学びました。
ビーカーに線香の煙を閉じこめると、線香の煙が下へ沈んでいきます。
ある程度の量の線香の煙が下にたまったところで、温めておいたカレーのレトルトパックを熱源としてビーカーの下に敷きました。
すぐに、線香の煙の対流が見られます。

空気の対流の様子

これらのことをもっとダイナミックに体感してほしいと願い、熱気球飛ばしを行いました。
熱源として実験用ガスコンロを使いました。
大きな透明袋をガスコンロの上にグループで協力して広げてかざすと、徐々に温まった空気の体積が大きくなることを感じます。
さらに温め続けると、ビニル袋はパンパンにふくれて、かなり大きな力で上に行こうとすることを手で感じます。

上に押す力を感じるよ!

ビニル袋を持っていた手を一斉に離すと、体育館の天井に向かって飛んでいきました。

浮かんだ!

どんどん上に行って!

しばらく上にとどまった後、徐々に下がってきます。
子供たちは何度も何度も繰り返してやっていました。
空気が対流を通して温まっていく過程を、体感した時間となりました。(これが、後の「比重概念」形成の芽生えとなっていきます。)
最後に、八つのグループで一斉に飛ばしました。

温めています。

手を離しました

多くのグループが天井まで届きました。