6年生の理科は、最後の授業を行いました。
単元「電気と私たちの生活」の活用として、電熱線を用いて発泡スチロールを切って物を作ることを行いました。
6年生の理科では、5年生までに出てこなかった「化学変化」が初めて出てきました。(「物の燃え方」の単元です。)
炭素が空気中で燃えることで、二酸化炭素が生成されるということです。
これらの学習は中学校で行う「化学変化」の単元へとつながっていきます。
これまで子供たちは、見えない現象が「もしも見えたなら・・・」ということで視覚だけではなく聴覚、触覚、嗅覚等から想像する現象を事実に基づいてイメージ化をしてきました。
小学校で出てきた「水素・酸素・窒素・水・二酸化炭素」に加えて名前は出てきていないのですが「炭素」の六つの模型を作りました。
子供たちは、電熱線で丸い発泡スチロール球がサーッと切れるので、最初はおそるおそるやっていました。
しかし、すぐに慣れていきました。
同じ班の友達と協力しながら、模型を作り上げました。
また、子供たちへは「8年後の自分と出会えるタイムカプセル」として、2学期末に自分の息を吐くことで作った石灰石(炭酸カルシウム)を渡しました。
8年後に成人となる子供たちが、担任と一緒にその石灰石に塩酸を垂らすことで出てくる二酸化炭素。
その二酸化炭素こそが、小学6年生だった子供たち自身が自分の体で作り出した二酸化炭素そのものなのです。
卒業まで今日を入れてあと8日間です。