6年生の理科は「電気の利用」に入りました。
これまで、電池や電源装置を使って回路を作ると豆電球やモーターを回すことができることを学んできました。
そこで、子供たちにモーターと豆電球をつないだ装置を提示して、次のように話しました。
「電池にモーターをつなぐと電流が流れてモーターが回るよね。
だとすると、モーターと豆電球をつないで回路にしてモーターを回すと電流が流れて豆電球が光るかもしれないと考えました。」
子供たちには、提示した装置を使って豆電球を光らせる方法をグループで考えてもらいました。
最初に全グループが指でモーターの軸をなるべく早く回そうと頑張りました。
ところが豆電球はつきません。
なんとかしてもっと早く回そうと考えたグループが、道具を使うことを考えました。
ゴムや磁石、プロペラ、うちわ等、いろいろな道具を考え出し、より早く回そうとチャレンジしていきました。
なかなかうまくいきません。
そのうちある一つのグループがひもを使い出しました。
コマ回しのようにモーターの軸を早く回せないだろうかと考えたのです。
明らかにこれまでとは違うモーターの音が出ましたが、豆電球はつきません。
しばらくすると
「あっ、ついた!!」
ついにあるグループが成功しました。
その後、他の班でもひもを使ってのチャレンジをし、次々に成功し出しました。
同じグループの中からスタートし、クラス全体でアイディアを共有して一つの問題を解決していきました。
楽しい1時間でした。