6年生は理科「水溶液の性質」において「水に空気や二酸化炭素はとけるのか」について問題解決学習に取り組んでいます。
5年生時には、溶媒として水、溶質としては固体の食塩やミョウバンについて溶ける限度や溶質が違うと溶け方(溶ける限度や水温による溶け方の違い)が違うこと等を学んできました。
6年生では溶質として固体ではなく気体も扱います。
ところが「水に気体が溶ける」ということはほとんどの子供たちの頭の中では「ありえない」ことなんです。
なぜなら、水の中に気体が入るとブクブクーっと泡となって出るイメージが強いですから。
これまでにやってきた実験(ビーカーにゴム手袋をかぶせて攪拌機にかける実験、石灰水を入れる実験、水溶液を熱する実験、注射器の中に空気や二酸化炭素と水を入れて変化を見る実験等)から、どうも二酸化炭素は水に溶けているようだという見通しをもちました。
そこで、この水に二酸化炭素が溶ける瞬間を体感してもらおうと思い、試験管に水を半分位入れたものに二酸化炭素を入れ、試験管の口を親指で押さえて10回ほどふって混ぜてもらいました。
すると・・・
キューッと押さえていた親指が吸い付けられる感覚が生じたようで、どの子も驚いていました。 次回は、溶けていると思われる二酸化炭素が水の中のどこに、どうやって存在しているのか追究していく予定です。