3年生の子供たちは、教室でヒマワリとホウセンカを種から育ててきました。
背中を丸めるようにして発芽し、種の皮をかぶった状態で子葉が出てくる様は、とてもかわいらしいです。
さて、理科の時間にヒマワリとホウセンカの観察をし、どちらにも子葉が2枚、その子葉の間から葉が出てくることに気が付いていきました。全ての植物についてそういえるのかどうか。それを確かめるために、教材園へ行きました。
教材園には様々な学年が様々な植物を植えています。子供たちはヘチマ、ヒマワリ、ホウセンカ、カボチャ、トウモロコシを観察しました。最初に4年生が育てているヘチマを観察しました。
「あっ!ヘチマはおおきな子葉が2枚あるぞ。」
「葉がおおきい!」
「葉は、子葉の間を十字のようにでているよ。」
様々な気付きをしていました。
続いて自分たちも育ててきたヒマワリとホウセンカ。
これもヘチマのように2枚の子葉があり、その間から葉が生えていることに気付きました。
続いて5年生が育てているカボチャとトウモロコシを観察しました。
カボチャも2枚の子葉があり、その間から葉が生えています。ところが、次のトウモロコシへと行ったとき
「子葉がないよ?」
「どうなっとるが?」
そこで、
「トウモロコシは、子葉が1枚なんだよ。5年生がバケツで育てている稲と同じだよ。1枚の子葉もあるんですよ。」
と伝えました。
これまでとは違った事実と出会いました。
3年生の理科のキーワードは「比較すること」です。
子葉や葉も、自分たちが育てている物だけではなく他の植物と比較することで、学びが深まります。
教材園の観察を終えた後、昨日ホームページで紹介しました梅の木を見に行きました。
3年生の子供たちも、多くの梅の実を拾っていました。
ある子供が
「でも、サクランボは、学校にはないやろう?」
とつぶやいたので、さっそくサクランボを探しに行きました。
数は少ないのですが、赤く色づいているサクランボを見付けることができました。
学校の桜の木にサクランボがなっている!?
この事実に多くの子供たちが驚いていました。しかし中には家の近所の桜の木に緑色の実、黄色の実、赤色の実がなっていることを知っている子が何人かいました。すごいなぁって思いました。
教室へ帰る途中、築山にある紅葉の木を見ました。
そこにはプロペラ型の紅葉の種が付いていました。
4月に紅葉の種を「くるくる回りながら飛ぶ種」として紹介しました。ところが、今日見付けた種はうまく飛びません。
子供たちには、もうしばらく待って、自然と下に落ちた茶色っぽい種になるまではクルクル回りにくいということを伝えました。
紅葉の木の下に種が落ちてくるのが楽しみになったようです。