3年生は理科「光で遊ぼう」の学習に取り組んでいます。
先日、鏡で太陽光を反射させたときに次のようなことに気付きました。
・反射した光が一瞬で校舎の1階から4階へ移動すること。
・反射した光が鏡の形のままではないことがあること。今日は反射光を集めることについて学びました。
校舎の3階にある時計へ向けて3年生全員の反射光を集めると、時計がとても明るくなりました。
光を集めると明るくなることを学びました。
続いて、四つの色団にビニル袋に入れたチョコレートのひとかけらを渡し、次のように子供たちに伝えました。
「これから、各色団ごとに先生が出すミッションにチャレンジしてもらいますよ。チョコレートが入った袋を日陰において、一人一人が持っている鏡を使って、このチョコレートをいち速く溶かしてみましょう。どうやったらチョコレートを速く溶かすことができるのか、それは各色団で考えてみてくださいね。」
制限時間は10分間でした。
子供たちはいろいろな方法でチャレンジしていました。
やってみながら話し合い、途中でいろいろとやり方を変えていました。
鏡と反射光の距離をなるべく近くにしたり、チョコレートのところへ集めた光をぶれさせないために鏡を手で持たないで地面においたり、チョコレートの下に鏡を一枚置いて反射光をより増幅しようとしたりするなど、実に様々な方法でした。
「先生。チョコレート、溶け始めたよ!」
「先生。チョコレート、だいぶんドローンとしてきたよ!見て見て!」
いろいろなグループから声がかかりました。 太陽光を集めることで、明るさだけではなく、熱も集めることができることを学んでいきました。
最後に、この時間の最初からセットしておいたダンボールで作ったパラボラ型クッキングマシンの上に、水を入れて置いておいたペットボトル2本(1本は黒いテープで巻いた物。もう1本はそのままの物。)の水温を予想してもらいました。
子供たちの予想は半々に分かれました。
温度計で水温を測ると、そのままの物の水温は約41度だったのに対して黒いテープで巻いた物の水温は約58度でした。
この結果に、予想が合っていた子供たちも含めて大変驚いていました。
パラボラ型のクッキングマシンの焦点に当たる部分に手をかざすと、確かに熱くなっていることを子供たちは実感し、驚いていました。光を集めると熱くなるだけではなく、集まっている部分の色の違いによって温度が変わることも学びました。
色の違いについては、次回の時間に学んでいく予定です。